いたずら電話

2003年6月29日
今日は9−17。今月最後の出勤日。
電話が鳴るペースはほぼいつも通りだったが、
突然、無言の電話が頻繁にかかりはじめた。
フリーダイヤルの回線なので、会社にとっては大きな損害となる。
とりあえず初めの方は丁寧に、
「・・・お声が遠いようですので、一旦切らせていただきます」
と応対して切っていたが、全然止む気配がないので、
その携帯の番号が通知されたら即切るようにしてしまった。
しかし、一向に止まらない。
むしろ、こちらもすぐ切るので、
それに対して反発している感じさえ受けた。
 
仕方ないので、その番号にかけてみた。
3コールくらいして、通話状態になった。
しかし、何も聞こえて来ず、向こうから切られた。
 
それから2分くらいは鳴らなかったが、
今度は非通知でかかってきた。
他の応募者も非通知でかけてくる可能性があるので、
今度はむやみに切れなくなった。
が、こちらが出た瞬間に向こうから切るように。
 
そのうち、非通知の電話と混ざって、
02XXという市外局番からの無言電話もかかり始めた。
 
(※フリーダイヤルの回線は、
電話をかける側に「フリーダイヤルでお繋ぎしています」というアナウンスが流れている間に、
受ける側には「(例)03、03」「ケイタイ、ケイタイ」というアナウンスが流れ、
相手がどこからかけてきているかが分かるようになっている。)
 
携帯でイタ電をかけている人が、
家の電話からもかけてきていることが推測できた。
その市外局番には何となく、覚えがあった。
つい最近オープンしたばかりのお店の市外局番であった。
 
もしかしたら、イタ電をかけてきているのは
面接に落ちた応募者かもしれない。
 
という仮説が頭をよぎった。
 
 
試しに、その新店の応募者リストの中に、合致する電話番号があるかを調べてみることにした。
 
 
・・・あった。
 
 
見事に、その携帯電話の番号を発見することができた。
 
なんと、高校2年生の男の子だった。
勝手にタチの悪いおじさんを想像していただけに、びっくりした。
アルバイトの在籍者のデータベースでその名前を検索してみたら、
いなかった(=つまり不採用)。
 
どうやら、私の仮説は当たったようだ。
 
そして気付いたら、電話はかからなくなっていた。
法的手段に訴える前に、怖じ気づいたか高校生。
というのは冗談だが(性格悪いな、私)、
事を大きくする前に解決して、良かった。
そして、ちょっとだけ探偵気分を味わった気がする。

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MIC

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